英語テストの最新情報を毎日更新中!
TOEFL
9分

TOEFL Home Edition受験時の部屋準備とトラブル回避策

#TOEFL Home Edition#自宅受験#試験準備#部屋のセットアップ#機材トラブル#オンライン試験#英語試験対策#ETS#ProctorU
TOEFL Home Edition受験時の部屋準備とトラブル回避策

TOEFL Home Editionは、自宅でリラックスして受験できる便利な方法ですが、スムーズな試験実施のためには事前の準備が非常に重要です。特に、部屋の環境設定やPCトラブルは、スコアに直結しかねない問題です。この記事では、TOEFL Home Edition受験を控えている皆さんが安心して試験に臨めるよう、部屋の準備から機材チェック、そして万が一のトラブル回避策まで、具体的かつ分かりやすく解説します。この記事を読めば、試験当日に慌てることなく、実力を最大限に発揮できるはずです!

万全な受験環境を整える!部屋の準備パーフェクトガイド

TOEFL Home Editionの受験環境は、試験の公平性を保ち、あなたが集中して実力を発揮するために厳格に定められています。試験監督員は、試験開始前にカメラを通してあなたの部屋を入念にチェックします。ここで不備が見つかると、最悪の場合、受験できないこともあります。しっかりと準備して、スムーズなスタートを切りましょう。

試験に集中できる静かな個室の確保

まず最も重要なのは、ドアが閉まる静かな個室を確保することです。試験中に他の人が部屋に入ってきたり、外部の騒音が聞こえたりすると、集中力が削がれるだけでなく、不正行為と疑われる可能性もあります。家族や同居人には事前に試験日時を伝え、試験中は絶対に部屋に入らないよう、また静かに過ごしてもらうよう協力を依頼しましょう。ペットがいる場合は、試験中は別の部屋にいてもらうなどの配慮が必要です。カフェや図書館など、公共の場所での受験は認められていません。

机の上と周囲の整理整頓

机の上は、試験に必要なもの以外は何も置かないのが原則です。ETSの公式サイト(ets.org/toeflで最新情報を確認してください)で許可されている物品リストを確認しましょう。一般的に許可されるのは以下のものです。

  • ノートテイキング用具: 小型のホワイトボードと消せるマーカー、または透明なシートプロテクターに入れた白い紙と消せるマーカー。鉛筆や通常の紙は使用できません。試験終了時には、監督員の指示に従い、書いた内容は全て消去します。
  • 飲み物: 透明な容器に入った水のみ許可される場合がありますが、事前に確認が必要です。食べ物は一切持ち込めません。
  • 身分証明書: パスポートなど、ETSが認める有効な身分証明書をすぐに提示できるように準備しておきましょう。

携帯電話、スマートウォッチ、参考書、辞書、メモ類、他の電子機器などは絶対に机の上や手の届く範囲に置かないでください。これらはカンニングとみなされる最も大きな原因の一つです。部屋の壁に貼られたポスターやカレンダーの書き込みなども、内容によっては指摘されることがあるため、事前に取り外しておくか、隠しておきましょう。

カメラに映る範囲の壁と背景

Webカメラは、試験中にあなたの顔と部屋の一部を映し続けます。試験監督員は、あなたが不正行為をしていないか常に監視しています。そのため、カメラに映る範囲の壁や背景にも注意が必要です。壁に学習関連のポスターやメモが貼ってある場合は、必ず取り外してください。本棚が背景にある場合は、試験内容に関連する書籍が見えないように布で覆うなどの工夫をすると良いでしょう。できるだけシンプルで何もない壁を背景にするのが理想的です。試験開始時には、監督員の指示に従ってカメラで部屋全体を360度映す必要がありますので、部屋全体を片付けておきましょう。

照明と服装、その他注意点

部屋の照明は、あなたの顔がはっきりとカメラに映るように十分に明るくしてください。逆光になったり、顔に影ができたりしないように調整しましょう。服装については、特に規定はありませんが、顔や耳が隠れないものを選びましょう。帽子やフード、サングラスなどは着用できません。イヤリングやヘッドフォン、ヘッドセットも使用不可です(スピーカーとマイクはPC内蔵か外付けのものを使用)。長時間の試験ですので、リラックスできる楽な服装がおすすめです。また、試験中は頻繁に席を立つことはできません。トイレは試験開始前に必ず済ませておきましょう。

技術的な問題を未然に防ぐ!機材チェックと設定

TOEFL Home Editionはオンラインで行われるため、使用するパソコンやインターネット環境がETSの定める要件を満たしていることが不可欠です。技術的な問題で試験が中断したり、スコアが無効になったりするケースも報告されています。ここでは、事前に確認すべき機材と設定について詳しく解説します。

パソコンのスペックとOSの確認

まず、お使いのパソコンがETSの定めるシステム要件を満たしているか確認しましょう。要件は変更されることがあるため、必ず試験前にETS公式サイトで最新情報を確認してください。一般的に、Windows OSまたはmacOSを搭載したデスクトップPCかノートPCが必要です。タブレット端末やスマートフォンでは受験できません。OSのバージョンも指定されているため、古い場合はアップデートが必要です。また、管理者権限でログインできるPCである必要があります。

ETS Test Browserのインストールと動作確認

TOEFL Home Editionの受験には、専用の試験ブラウザ「ETS Test Browser」をインストールする必要があります。これはETSの公式サイトからダウンロードできます。インストール後、必ずProctorU System Checkを実行してください。ProctorUは、TOEFL Home Editionの試験監督システムを提供している会社で、このシステムチェック(go.proctoru.com/testitout)を行うことで、お使いのPC、カメラ、マイク、インターネット接続などが試験に適しているかを自動で診断してくれます。問題が見つかった場合は、その指示に従って対処してください。試験当日に慌てないためにも、このチェックは数日前と試験直前の2回行うことをおすすめします。

Webカメラ、マイク、スピーカーのテスト

Webカメラは、内蔵カメラでも外付けカメラでも構いませんが、自由に動かして部屋全体を映せるものが推奨されます(特にノートPCの場合は、PCごと動かす必要があります)。マイクとスピーカーも同様に、PC内蔵のものでも外付けのものでも構いませんが、ヘッドセットやイヤホンは使用禁止です。ProctorU System Checkでこれらのデバイスが正常に機能するかを確認するほか、OSのサウンド設定やカメラ設定で、マイクの入力レベルが適切か、カメラの映像が鮮明かなどを個別に確認しておくと良いでしょう。試験官とのコミュニケーションは主にマイクとスピーカー(またはチャット)で行われるため、クリアな音声は非常に重要です。

安定したインターネット接続の確保

安定したインターネット接続は、オンライン試験の生命線です。ETSは有線LAN接続を強く推奨しています。Wi-Fi接続は不安定になる可能性があるため、可能な限り有線で接続しましょう。もしWi-Fiしか利用できない場合は、ルーターの近くで受験し、試験中は他のデバイスでのインターネット利用(動画ストリーミングや大容量ファイルのダウンロードなど)を控えるように家族にも協力を求めましょう。推奨される回線速度についてもETSのサイトで確認し、事前にスピードテスト(例: Speedtest by Ooklaなど)で確認しておくと安心です。また、ファイアウォールやセキュリティソフトが試験ブラウザの通信を妨害しないように、一時的に設定を変更する必要がある場合もあります。これもProctorU System Checkで指摘されることがあります。

試験当日!直前チェックとトラブルシューティング

いよいよ試験当日。ここまでの準備をしっかり行っていれば、大きな問題は起こりにくいですが、それでも予期せぬトラブルが発生する可能性はゼロではありません。ここでは、試験開始前の最終確認事項と、万が一トラブルが発生した場合の対処法について説明します。

試験開始前の最終確認リスト

試験開始予定時刻の少なくとも15分前にはPCの前に座り、以下の最終確認を行いましょう。

  1. 部屋の環境: 机の上は片付いていますか?許可されていないものはありませんか?部屋は静かですか?
  2. PCと周辺機器: PCは電源に接続されていますか(ノートPCの場合)?インターネット接続は安定していますか?カメラ、マイク、スピーカーは正常に動作しますか?ETS Test Browserは起動できますか?
  3. 身分証明書: すぐに提示できるように手元にありますか?
  4. ノートテイキング用具: ホワイトボード(または透明シートと紙)とマーカーは準備できていますか?
  5. その他: トイレは済ませましたか?飲み物は用意しましたか(許可されている場合)?携帯電話は電源を切り、手の届かない場所にしまいましたか?

これらのチェックを済ませ、リラックスして試験開始時間を待ちましょう。ProctorUのチェックインプロセスが始まると、試験官の指示に従って身分証明書の提示や部屋の確認などが行われます。

試験中のよくあるトラブルと対処法

万全を期していても、試験中に技術的なトラブルが発生することがあります。大切なのは、慌てず冷静に対処することです。

  • インターネット接続が切れた: まずは落ち着いて再接続を試みてください。多くの場合、試験システムは一時的な切断に対応しており、再接続後に中断したところから再開できます。試験官がチャットや音声で指示をくれるはずですので、それに従いましょう。自分で解決できない場合は、試験官に助けを求めてください。
  • ETS Test Browserがフリーズした・エラーが出た: 試験官にチャットで状況を伝え、指示を仰ぎましょう。PCの再起動が必要になることもあります。その場合でも、試験時間や解答内容は通常保護されます。
  • 試験官とコミュニケーションが取れない: マイクやスピーカーの不調が考えられます。ProctorUのインターフェースにはチャット機能がありますので、そちらで状況を伝えてみましょう。

どのようなトラブルであっても、まずは試験官に連絡を取ることが最優先です。試験官はトラブル対応の専門家ですので、指示に従えば問題ありません。どうしても解決しない深刻な問題が発生した場合は、後日ETSに問い合わせる必要があります。ETSの公式サイト(ets.org/contact)で連絡先を確認しておきましょう。

試験官からの指示と注意点

試験中は常にWebカメラで監視されており、試験官からチャットや音声で指示が出されることがあります。指示は基本的に英語で行われますが、ゆっくりと分かりやすい英語で話してくれることが多いです。聞き取れない場合は、遠慮なく聞き返しましょう(例: "Could you please repeat that?" "I'm sorry, I didn't catch that.")。 試験官は、あなたが不審な行動をしていないか常にチェックしています。例えば、試験中に頻繁に視線がPC画面から外れる、口を動かして何かを呟いている(リーディングセクションなど)、許可なく席を立つ、といった行動は不正を疑われる可能性があります。常にカメラに映っていることを意識し、試験に集中している姿を見せることが大切です。万が一、何か指摘された場合は、落ち着いて試験官の指示に従ってください。

まとめ

TOEFL Home Editionは、適切な準備さえすれば、自宅という慣れた環境でリラックスして受験できる素晴らしい選択肢です。この記事で解説した部屋の準備、機材チェック、そしてトラブル対策をしっかりと行い、万全の体制で試験当日を迎えましょう。特にProctorU System Checkは、技術的な問題を未然に防ぐために非常に有効ですので、必ず実施してください。

試験当日は、何よりも落ち着いて、これまで培ってきた英語力を最大限に発揮することに集中してください。この記事が、皆さんのTOEFL Home Edition受験の一助となり、目標スコア達成に繋がることを心から願っています。頑張ってください!

この記事は参考になりましたか?

トレモック情報局が提携する「ToreMock」では、TOEFLの本番さながらの模試を提供しています。 リアルな形式で実力を測り、効率的に学習を進めましょう。

無料で模試を受ける