TOEIC Part5で時間が足りない…、品詞問題や動詞の形を選ぶ問題でいつも迷ってしまう…そんな悩みを抱えていませんか?Part5はスピーディーかつ正確に解答することが、リーディングセクション全体のスコアアップに不可欠です。この記事では、TOEIC Part5の品詞問題と動詞の形を問う問題を、なんと15秒で解くための超実践的テクニックを徹底解説します!具体的な学習法やおすすめ教材も紹介するので、ぜひ最後まで読んで、あなたのTOEIC対策を加速させてください。
なぜTOEIC Part5の品詞・動詞問題は時間との勝負なのか?
TOEIC L&Rテストのリーディングセクションは、75分間で100問を解かなければなりません。Part5は短文穴埋め問題が30問あり、ここで時間を使いすぎてしまうと、長文読解問題であるPart6やPart7にしわ寄せがいき、最後まで解ききれないという事態に陥りがちです。特に、品詞問題や動詞の形を選ぶ問題は、知識とテクニックがあれば瞬時に解答できるものが多く、Part5の中でも特に時間短縮が期待できる分野です。
これらの問題は、文法知識を直接問うものが中心ですが、実は複雑な文法理解よりも、「空所の前後に何があるか」「文全体の構造はどうなっているか」といったポイントに注目することで、正解を素早く導き出せるケースが多いのです。1問あたり平均15秒~20秒で解答できれば、Part5全体を10分以内で終えることも夢ではありません。これにより、難易度の高い長文問題にじっくり取り組む時間を確保でき、リーディングセクション全体のスコアアップに大きく貢献します。いわば、Part5のこれらの問題は、TOEIC攻略における「得点源」であり「時間創出源」なのです。だからこそ、しっかりとした対策を立て、効率的な解答テクニックを身につけることが非常に重要なのです。
15秒解答を実現!品詞問題攻略テクニック
品詞問題は、空所に入るべき単語の「種類」(名詞、動詞、形容詞、副詞など)を見極める問題です。選択肢には、同じ語幹を持つ異なる品詞の単語が並んでいることが特徴です。以下のテクニックを駆使して、15秒解答を目指しましょう!
テクニック1: 空所の前後を徹底チェック!
品詞問題の解答の鍵は、多くの場合、空所の前後の単語に隠されています。どの品詞がどの品詞を修飾するのか、どの品詞がどの位置に来るのか、という基本的なルールを思い出しましょう。
- 冠詞(a, an, the)や所有格(my, his, itsなど)の後ろで、名詞の前が空所なら 形容詞 が入ります。例: a ( ) product → 形容詞
- 冠詞の後ろで文末や前置詞の前が空所なら 名詞 が入ります。例: the ( ) of the company → 名詞
- be動詞や知覚動詞の後ろなら 形容詞(または名詞)が入ります。例: The report is ( ). → 形容詞
- 動詞を修飾するなら 副詞 が入ります。例: He works ( ). → 副詞
- 形容詞を修飾するなら 副詞 が入ります。例: a ( ) beautiful flower → 副詞
- 前置詞の後ろなら 名詞(または動名詞)が入ります。例: for ( ) → 名詞
また、単語の接尾辞(語尾)も品詞を見分ける大きなヒントになります。代表的なものを覚えておきましょう。
- 名詞の接尾辞: -tion (information), -sion (decision), -ment (development), -ness (happiness), -ity (ability), -ance (importance), -ence (difference), -er/-or (teacher, actor), -ist (artist)
- 形容詞の接尾辞: -able/-ible (capable, possible), -ful (beautiful), -less (careless), -ous (famous), -ic (economic), -al (historical), -ive (effective), -y (sunny)
- 副詞の接尾辞: -ly (quickly, carefully) ※一部、friendly (形容詞) のような例外あり
テクニック2: 文型(SVOC)を意識する
文全体の構造、つまり文型(S=主語, V=動詞, O=目的語, C=補語)を把握することも、品詞を見抜く上で非常に有効です。空所が文のどの要素に当たるのかを考えましょう。
- S (主語) や O (目的語) になるのは名詞(代名詞、動名詞、名詞句、名詞節も含む)。
- C (補語) になるのは名詞または形容詞。
特に、S+V+C(第2文型)や S+V+O+C(第5文型)のC(補語)の位置に空所がある場合、形容詞が入ることが多いので注意が必要です。例えば、「The decision made the team ( ).」という文では、「make + O + C (OをCの状態にする)」という第5文型なので、空所には形容詞が入ります。
テクニック3: 選択肢から品詞を瞬時に判別
問題文を読む前に、まず選択肢を見て、それぞれの品詞を判断する癖をつけましょう。上記の接尾辞の知識がここで活きてきます。選択肢の品詞がバラバラであれば、空所の前後関係や文型から適切な品詞を特定し、該当する選択肢を選ぶだけです。例えば、選択肢が (A)名詞 (B)形容詞 (C)副詞 (D)動詞 となっていたら、文構造から「ここには形容詞が入るはずだ」と判断できれば、すぐに(B)を選べます。この訓練を積むことで、劇的に解答スピードが向上します。
瞬殺!動詞の形を見抜くテクニック
動詞の形を問う問題では、主語との一致(単数・複数)、時制、態(能動態・受動態)、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)などが問われます。これもパターンを掴めば高速解答が可能です。
テクニック1: 主語と動詞の一致(単数・複数)
最も基本的なポイントですが、意外と見落としがちです。まず文の主語を見つけ、それが単数なのか複数なのかを判断します。主語が三人称単数で現在形なら、動詞に「-s」や「-es」がつきます。主語と動詞の間に修飾語句がたくさん入っている場合に惑わされないように注意しましょう。「The quality of the products ( ) excellent.」のような文では、主語は products ではなく quality(単数)なので、動詞は is になります。
テクニック2: 時制の一致と時を表す副詞・副詞句
文中に yesterday, last week, ago(過去), now, currently(現在), tomorrow, next month, soon(未来) といった時を表す副詞や副詞句があれば、それが大きなヒントになります。また、by the time ...(~するまでには), since ...(~以来), for ...(~の間) といった表現は完了形と結びつきやすいなど、特定の時制を示唆する表現を覚えておきましょう。例えば、「By the time she arrived, he ( ) left.」なら、彼女が到着した時よりも「前」に彼が出発していたことを示すため、過去完了形 had left が適切です。
テクニック3: 能動態と受動態の見分け方
主語が「~する」のか「~される」のかを判断します。簡単な見分け方として、空所の後に目的語(名詞)があれば能動態、なければ受動態(または自動詞)の可能性が高いです。ただし、第4文型(SVOO)の受動態など例外もあるので、最終的には文脈で判断することが重要です。「This report ( ) by Mr. Tanaka yesterday.」のように、by ~(~によって)という行為者を示す表現があれば、受動態(was writtenなど)を選ぶ決め手になります。
テクニック4: to不定詞、動名詞、分詞の識別
動詞がそのままの形で使われるのではなく、to不定詞(to + 動詞の原形)、動名詞(動詞の-ing形)、分詞(現在分詞:-ing形、過去分詞:-ed形など)の形で使われる場合も頻出です。
- 動詞の目的語として: want to do, enjoy doing など、特定の動詞の後にはto不定詞か動名詞のどちらかが来るか決まっているものが多いです。これらは覚えるしかありません。
- 前置詞の後ろ: 前置詞の後ろに動詞を置く場合は、必ず動名詞(-ing形)になります。例: interested in learning
- 名詞を修飾する分詞: 名詞の前や後ろから修飾する形容詞的な役割をします。修飾される名詞が「~している」なら現在分詞、「~された」なら過去分詞です。例: a smiling baby (笑っている赤ちゃん), a broken window (壊された窓)
高速解答のための効果的な学習法とおすすめリソース
これらのテクニックを身につけ、15秒解答を現実のものとするためには、日々のトレーニングが不可欠です。ここでは効果的な学習法と、役立つリソースをご紹介します。
学習法1: 大量の問題演習と時間計測
何よりもまず、多くの問題に触れることが重要です。Part5の問題集を最低1冊は用意し、繰り返し解きましょう。その際、必ず時間を計って解く習慣をつけてください。最初は1問30秒でも構いません。徐々に目標時間を短縮していき、最終的に15秒~20秒で解けるようにトレーニングします。数をこなすことで、問題のパターンが自然と頭に入り、解答スピードが向上します。
学習法2: 徹底的な間違い分析と「なぜ」の追求
間違えた問題は、そのままにせず、なぜ間違えたのかを徹底的に分析しましょう。解説を読み込み、どの知識が不足していたのか、どのテクニックを使えば正解できたのかを明確にします。「間違いノート」を作成し、間違えた問題、正解、そして間違えた理由やポイントを記録していくと、自分の弱点が可視化され、効率的な復習が可能です。
おすすめ教材・ツール
- 公式問題集: 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、本番の試験と同じ形式・難易度の問題を体験できるため必須です。最新版だけでなく、過去のバックナンバーも活用しましょう。
- 特化型問題集: 朝日新聞出版の「特急シリーズ」は、Part5対策に特化したものが多く、中でも『TOEIC L&R TEST 文法特急』(花田徹也著)は、頻出パターンを効率よく学べるため非常に人気があります。
- アプリ・オンラインサービス:
- スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース: 関正生先生の分かりやすい講義動画と豊富な演習問題が魅力。スマホで手軽に学習できます。
- abceed: AIが自分のレベルに合った問題をレコメンドしてくれるアプリ。多くの有名教材も利用可能です。
- 英文法学習サイト: 「英文法大全 (eibunpoutaisaku.com)」や「英語喫茶~英語・英文法・英会話~ (englishcafe.jp)」のようなウェブサイトには、詳細な文法解説や練習問題が掲載されており、特定の項目を深く学びたい場合に役立ちます。
- 単語帳: 『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤著、朝日新聞出版)は、TOEIC頻出単語を効率よく覚えられる定番単語帳です。語彙力は Part5 のみならずリーディング全体、リスニングにも不可欠です。
- 文法書: 基礎からしっかり固めたい場合は、レイモンド・マーフィー著の『English Grammar in Use』(Cambridge University Press)のような世界的なベストセラー文法書を参照するのも良いでしょう。日本語版も出版されています。
学習ステップ例
- ステップ1 (基礎固め): まずは『文法特急』のようなPart5特化型の問題集を1周し、基本的な解法パターンを掴みます。毎日30分~1時間程度、集中して取り組みましょう。
- ステップ2 (演習と時間意識): 公式問題集やabceedを使い、時間を計りながらPart5の問題を解きます。1日10~20問など、継続できる目標を設定します。
- ステップ3 (弱点克服): 間違えた問題や時間がかかった問題を「間違いノート」にまとめ、定期的に見返して弱点を克服します。必要に応じて文法書や解説サイトで知識を補強します。
- ステップ4 (語彙強化): 『金のフレーズ』などの単語帳を使って、毎日コツコツ語彙力を増強します。1日100語を目標にするなど、具体的な計画を立てると効果的です。
まとめ:15秒解答は夢じゃない!今日から実践しよう!
TOEIC Part5の品詞・動詞問題は、正しいテクニックと十分な演習を積めば、確実に15秒以内で解答できるようになります。今回ご紹介した「空所の前後チェック」「文型意識」「選択肢判別」「主語と動詞の一致」「時制・態の識別」といったテクニックを、ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。そして、たくさんの問題に触れ、時間を意識して解く練習を繰り返すことが、目標スコア達成への一番の近道です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、諦めずに続ければ必ず成果は現れます。この記事が、あなたのTOEICスコアアップの一助となれば幸いです。今日から早速、15秒解答テクニックを実践してみましょう!応援しています!