英語テストの最新情報を毎日更新中!
TOEFL
6分

UCバークレー vs UCLA!名門2校を7つの視点で徹底比較

#カリフォルニア大学#UCバークレー#UCLA#大学比較#アメリカ留学#海外大学#大学ランキング#出願対策
UCバークレー vs UCLA!名門2校を7つの視点で徹底比較

アメリカ西海岸、カリフォルニア州が誇る世界最高峰の公立大学群「カリフォルニア大学(UC)システム」。その中でも、常にトップを争う二大巨頭が、UCバークレー(UCB)UCLAです。どちらも魅力的で甲乙つけがたく、「一体どちらを選べばいいの?」と頭を悩ませている留学希望者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたのために、UCバークレーとUCLAを7つの重要な視点から徹底的に比較・解説します。学問の強みからキャンパスライフ、卒業後のキャリアまで、この記事を読めば、あなたにとって最適な大学がどちらなのか、きっと見えてくるはずです。

1. 学問・専攻の強み:テクノロジーのバークレー vs 総合力のUCLA

大学選びで最も重要なのが「何を学びたいか」です。両校はそれぞれ異なる学問的な強みを持っています。

UCバークレーは、何と言ってもSTEM(科学・技術・工学・数学)分野、特にコンピューターサイエンスや工学系で世界をリードする存在です。シリコンバレーに近接しているという地の利もあり、常に最先端の研究が行われています。数多くのノーベル賞受賞者を輩出していることからも、その学術レベルの高さがうかがえます。ビジネススクールであるHaas School of Businessも全米トップクラスです。最先端技術や基礎研究に没頭したい学生にとっては、最高の環境と言えるでしょう。

一方のUCLAは、非常にバランスの取れた総合大学としての強みがあります。医学、法学、経営学はもちろんのこと、ロサンゼルスという立地を活かした芸術、演劇、映画、テレビ(School of Theater, Film and Television)といった分野は特に有名です。幅広い学問分野で高い評価を得ており、文系から理系、芸術系まで、どんな興味を持つ学生でも満足できる多彩なプログラムが揃っています。様々な分野に触れながら自分の専門性を見つけたい学生には、UCLAが適しているかもしれません。

2. キャンパスの雰囲気と学生生活:リベラルな活動家 vs 華やかな都会派

4年間(あるいはそれ以上)を過ごすキャンパスの雰囲気は、大学生活の質を大きく左右します。

UCバークレーのキャンパスは、1960年代の「フリースピーチ・ムーブメント」発祥の地として知られ、リベラルで知的な雰囲気が漂います。学生は社会問題や政治に対する意識が高く、キャンパス内では様々な議論や活動が活発に行われています。落ち着いた環境で、学問や思索に深く没頭したい学生にフィットするでしょう。サンフランシスコ・ベイエリアの多様な文化も学生生活に彩りを与えます。

対照的にUCLAは、明るくエネルギッシュな雰囲気が特徴です。スポーツが非常に盛んで、特にバスケットボールチームは全米的な人気を誇り、試合の日はキャンパス全体が熱気に包まれます。ロサンゼルスのウェストウッドという洗練されたエリアに位置し、気候も温暖なため、アクティブで社交的な学生生活を送りたい人には理想的な環境です。ハリウッドにも近く、エンターテイメント業界とのつながりも感じられる華やかさがあります。

3. ロケーションと周辺環境:ベイエリア vs ロサンゼルス

大学がどこにあるかは、生活の利便性やインターンシップの機会に直結します。

UCバークレーは、サンフランシスコ対岸の都市バークレーに位置します。BART(ベイエリア高速鉄道)を使えばサンフランシスコ市内へも簡単にアクセスでき、公共交通機関が発達しています。最大の魅力は、世界中のIT企業が集まるシリコンバレーへの近さです。在学中からハイテク企業でのインターンシップを狙う学生にとっては、これ以上ない立地と言えます。

UCLAのキャンパスは、ビバリーヒルズにも近いロサンゼルス屈指の高級住宅街ウェストウッドにあります。サンタモニカのビーチやハリウッドといった観光名所も近く、休日の過ごし方には困りません。ただし、ロサンゼルスは典型的な車社会なので、行動範囲を広げるには車があった方が便利です。エンターテイメント、メディア、航空宇宙産業など、多種多様な大企業がひしめく巨大経済圏の中心で、幅広い業界でのチャンスを探せます。

4. 学費と生活費:公立でもコストは意識

留学生にとって、学費と生活費は避けて通れない問題です。UCは州立大学ですが、留学生向けの学費は私立大学並みに高額です。

2024-2025年度時点での情報に基づくと、UCバークレーとUCLAの留学生向け年間授業料や諸経費は、両校とも約$48,000前後と、ほぼ同水準です。これに加えて、教科書代や健康保険料などがかかります。

大きな違いが出るのは生活費、特に家賃です。一般的に、UCバークレーのあるベイエリアは、UCLAのあるロサンゼルスよりも家賃相場が高い傾向にあります。もちろん、住む場所やライフスタイルによって大きく変動しますが、年間で数千ドルの差が生まれる可能性は考慮しておきましょう。奨学金の機会は留学生には限られていますが、大学のウェブサイトなどで利用可能なものがないか、諦めずに情報収集することが大切です。

5. 合格率と難易度:最難関の公立大学への挑戦

UCバークレーとUCLAは、全米の公立大学の中で最も入学が難しい大学として知られています。

近年の合格率は、両校とも全体で10%前後、留学生に限定するとさらに低くなる傾向があり、極めて競争率が高いです。単純な合格率ではUCバークレーの方が若干低いことが多いですが、どちらも最難関であることに変わりはありません。

UCシステムは現在、SAT/ACTといった標準テストのスコアを選考に利用しない「テストブラインド」ポリシーを採用しています。その分、高校の成績(GPA)や、どのような科目を履修したかが非常に重要視されます。そして、学業成績と同じくらい合否を左右するのが、「Personal Insight Questions (PIQs)」と呼ばれる8つの質問から4つを選んで回答するエッセイです。ここで、あなたがどのような人物で、何を考え、何をしてきたのかを魅力的に伝える必要があります。

6. 卒業後のキャリアとネットワーク:世界に広がる強力な人脈

どちらの大学を卒業しても、その学歴は世界中で高く評価され、強力な武器となります。

UCバークレーの卒業生は、やはりGoogle, Apple, Metaといった大手テック企業やスタートアップで活躍する人が目立ちます。また、学術的な校風を反映し、大学院に進学して研究者の道に進む学生も多いのが特徴です。ベイエリアの強力なエコシステムの中で築かれる人脈は、特にテクノロジー分野でのキャリアを目指す上で計り知れない価値があります。

UCLAの卒業生は、エンターテイメント、法曹、医療、金融、コンサルティングなど、非常に幅広い業界に進出しています。ロサンゼルスという多様な産業が集まる都市の特性が、そのまま卒業生のキャリアパスにも反映されています。世界中に広がる「Bruin(UCLA関係者の愛称)」のネットワークは、あらゆる分野であなたを助けてくれるでしょう。

7. 出願戦略と準備:あなたに合う大学はどちらか?

ここまで7つの視点で比較してきましたが、最終的にどちらを選ぶべきかは、あなた自身の価値観と目標次第です。

幸いなことに、UCシステムの出願は「UCアプリケーション」という共通のプラットフォームで行われ、一度の出願で複数のキャンパスに併願できます。そのため、多くの受験生がバークレーとUCLAの両方に出願します。まずは、この記事を参考に自己分析を深め、「自分が何を学び、どんな大学生活を送りたいのか」を明確にしましょう。

そして、出願に不可欠なのが英語力です。留学生はTOEFL iBTやIELTSのスコア提出が求められます。UCが推奨するスコアはTOEFL iBTで100点以上と非常に高いレベルです。対策としては、公式問題集を繰り返し解くのはもちろん、本番に近い環境での演習が欠かせません。例えば、オンライン模擬試験サービスの「ToreMock(トレモック)」(https://toremock.com)などを活用して、時間配分やプレッシャーに慣れておくことは、スコアアップへの大きな一歩となるでしょう。

まとめ

UCバークレーとUCLA。テクノロジーとアカデミズムの聖地か、多様性とエネルギーに満ちた総合大学か。どちらも世界トップレベルの教育と機会を提供してくれる素晴らしい大学です。そこに優劣はなく、あるのはあなたとの「相性」だけです。

この記事が、あなたの大学選びの羅針盤となれば幸いです。ぜひ、両校のウェブサイトを訪れたり、オンライン説明会に参加したりして、さらに情報を集めてみてください。あなたの夢への挑戦を心から応援しています!

この記事は参考になりましたか?

トレモック情報局が提携する「ToreMock」では、TOEFLの本番さながらの模試を提供しています。 リアルな形式で実力を測り、効率的に学習を進めましょう。

無料で模試を受ける